秋の祭典 学術プログラム
世界緑茶会議2013
実施日
11月9日(土)~10日(日)
場所
グランシップ11階会議ホール「風」
主催
(公財)世界緑茶協会
内容
世界各国の茶業界で活躍する方々から、世界の緑茶市場の現状と緑茶販売戦略の実例などを、プレゼンテーションとディスカッションにより情報共有し、日本緑茶を世界のトレンドにするための戦略を探りました。
ピーター F. ゴッギ氏
(全米茶業協会 副会長、アメリカ)
米国では、茶と健康についての関心が高まり、緑茶消費が拡大している。
米国への輸入品を厳しく管理する食品安全強化法への対策や消費者へのPR方法などを提案。
バーバラ デュフレーヌ氏
(茶関連雑誌編集者・記者 欧州茶委員会前事務局長、フランス)
欧州各国は飲料の嗜好が分かれる。日本茶は高級茶市場で勝機がある。
ワインの原産地表示のように、高価でも消費者の購入意欲をそそる情報提供が必要。
Dr. P. ホセ ディビッド氏
(タタ・グローバル・ベバレッジズ・リミテッド グローバル研究開発副本部長、インド)
インド人は熱い紅茶を飲む国民。緑茶は淹れ方も味も違うが、健康効能が口コミで広がっている。
女性の購買判断に訴えるマーケティングが重要。
都市部で緑茶は飲まれ、農村地域へも普及させたい。紅茶に加え、緑茶の消費を促していく。
毛 立民氏
(浙江省茶葉集団股份有限公司 役員兼ジェネラル・マネージャー、中国)
中国は、茶園面積、生産量、消費量世界一、輸出量第ニ位である。
中国国内は、所得の増加と茶の保健効能の宣伝により、内需が拡大している。
消費者は価値を求めている。品質と安全性を提供できる業者が選ばれる。
藤田 孝司氏
(ジャパン・フーディング(日本)代表取締役社長、日本)
欧州では日本食の情報が少ない。時間をかけて、わかりやすく、飲食体験できる企画が必要。
営業努力次第でその国の業界ナンバーワンになれる。
大森 正司氏
(大妻女子大学「お茶大学」校長 議長、日本)
血圧上昇抑制、ストレス予防、認知障害予防に効果があるといわれるGABAに今後注目。
食事のバランス、生活の中心に茶及び茶の間を置くことが大切である。
プレゼンテーション
ディスカッション
世界農業遺産
「茶草場農法」の茶を味わう