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2022/04/13

味わう

【Chall-Out】第11回「~O-CHAでチルする?~ おうちでChall Out」~釜炒り茶柴本~

*Chall Out(チャル アウト)とは、「Chill Out(=のんびりと時間を過ごす、楽しむ様子、若者英語)」と「Cha(=お茶)」を掛け合わせた造語です。 

 静岡市葵区鷹匠でBAR NO'AGE concentrē(ノンエイジ コンセントレ)を経営する井谷匡伯(いたに まさみち)氏が県内の若手茶生産者に直接会って、彼ら自慢のお茶を季節に合うカクテルとモクテル(ノンアルコールカクテル)にアレンジし、月1回皆様にお届けします。昨年6月からスタートし、先月の第10回で一旦終了した本企画ですが、好評につき4月と5月の2か月間限定で再連載します!
 4月は釜炒り茶柴本(牧之原市)さんの釜炒り茶です。

釜炒り茶とは?

 釜炒り茶は、収穫後の生の葉を熱い釜で炒る製法のお茶です。主に宮崎県北部を中心に、近隣の県で作られています。直火釜で炒ることから香ばしい香りとすっきりとした味わいが特徴です。
 一般的に日本で多く生産される緑茶は、摘採後の生の葉を蒸して作る製法のお茶、煎茶などです。釜炒り茶の国内生産量は、日本茶全体の極わずかで希少なお茶です。世界の生産量を見ると、1位の中国では釜炒り緑茶が製造・飲用されています。中国から海外に輸出される多くの緑茶は釜炒り製です(釜炒り茶柴本HPより抜粋)。

【カクテル】花帽子

【材料】
釜炒りすいーと(※)・・・4g
ヴェルベット・ファレナム(リキュール) ・・・30mL
クランベリージュース ・・・30mL
水・・・30mL
グラニュー糖 ・・・10~15g
ブラックペッパー ・・・3粒
生クリーム ・・・適量

※「釜炒りすいーと」は釜炒り茶柴本で販売されているお茶です。

【作り方】
①「ヴェルベット・ファレナム」と「生クリーム」以外の材料を手鍋に入れて中火で煮出す
②煮だしている間に「生クリーム」を6分立てくらいにホイップさせておく
③沸騰したら火を止めて、粗熱をとる
④茶こしでこして、グラスに注ぐ
⑤「ヴェルベット・ファレナム」をグラスに注いで軽くステア
⑥ホイップさせた「生クリーム」をスプーンですくって上に浮かべる
⑦ハーブやエディブルフラワーなどを上に浮かべて完成

【井谷氏コメント】
 柴本さんが作られるお茶には情熱をいつも感じ、またそのお人柄のごとく優しさと誠実さがかいま見える味わいとなっております。4月ということもあり、釜炒り茶の中にある桜のような香りとミルキーな味わいを生かしたカクテルとなっております。これからも研究開発を進め、さらなるご活躍をお祈りしております。

【モクテル】「桜舞」~オーブ~

【材料】
釜炒りすいーと・・・ 5g
お湯(100℃)・・・60ml
クランベリージュース・・・60ml
グレナディンシロップ・・・10ml〜15ml
桜の花の塩漬け ・・・2枚

【作り方】
①「釜炒りすいーと」を急須で抽出する
②抽出した「釜炒り茶すいーと」を容器に注ぎ「クランベリージュース」と「グレナディンシロップ」を合わせる
③氷を入れて急冷をするか、冷蔵庫に入れて冷やしておく
④グラスに注いで、お湯で塩抜きをした後の「桜の花の塩漬け」をグラスの中に沈めて完成

【井谷氏コメント】
 柴本さんが作られる釜炒り茶の特性を最大限活かした組み合わせのレシピとなっております。甘酸っぱいクランベリーの中に、舞い上がる桜の花びらの如く口いっぱいに広がる桜の香り。
そのはるかぜが運んでくる、新茶への足音を感じる味わいとなっております。

NO'AGE concentrēの井谷氏とは

 今回のキーマンとなる井谷氏をご紹介します。井谷氏は静岡市葵区鷹匠にて「NO'AGE concentrē(ノンエイジ コンセントレ)」を経営しています。こちらでは、通常のお酒以外に、お茶を使用したカクテルを提供しているのが特徴的です。カクテルに使うために県内有数の茶農家の茶葉を5種類以上常備しているなど、県内茶農家とも交流のあるお茶カクテルの第一人者です。
 前身である「BAR NO'AGE」で行われたお茶のカクテル試飲会に事務局職員が参加したことをきっかけに、今回の企画が生まれました。

【店舗情報】
住    所:静岡市葵区鷹匠2-5-12 1階
電 話 番 号 :054-253-6615
営 業 時 間 :詳細は店舗までお問合せください
定 休 日 :月曜・第3日曜日(祝前日の場合は営業)
ア ク セ ス :JR静岡駅より徒歩10分
ホームページ:www.barnoage.com 

今回使用した茶葉とお問合せ先

使 用 茶 葉 :釜炒り茶すいーと(80g)900円
店 舗 名 :釜炒り茶柴本
所 在 地 :
〒421-0414 牧之原市勝俣2695
連 絡 先 :TEL 080-5295-7196
購 入 方 法 :ホームページより注文可能
ホームページ:
https://kamacha.jimdofree.com/

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