「~O-CHAでチルする?~ おうちでChall Out」第8回 安間製茶

「~O-CHAでチルする?~ おうちでChall Out」第8回 安間製茶

2022/01/31味わう

*Chall Out(チャル アウト)とは、「Chill Out(=のんびりと時間を過ごす、楽しむ様子、若者英語)」と「Cha(=お茶)」を掛け合わせた造語です。 

 静岡市葵区鷹匠でNO'AGE concentrē(ノンエイジ コンセントレ)を経営する井谷匡伯(いたに まさみち)氏が県内の若手茶生産者に直接会って、彼ら自慢のお茶を季節に合うカクテルとモクテル(ノンアルコールカクテル)にアレンジし、月1回皆様にお届けします。第8回は、安間製茶様(袋井市)の白葉茶です。

生産者の安間さんにインタビュー

             生産者の安間孝介さん↑

Q1:白葉茶を栽培することになった経緯を教えてください。

A1:元々、高校教師やWebライターをしていましたが、当時付き合っていた妻が家業のお茶農家を継ぎたいという思いを持っていたため、退職して農家になりました。婿入りしてから2年間は静岡県立農林大学校茶業学科で、お茶の基礎から勉強しました。茶業学科は茶業研究センター内にある分校で勉強するのですが、当時茶業研究センターで白葉茶の研究をしており、飲んでみると通常のお茶との違いに驚きました。お茶の素人である自分が感じた印象と、お茶の消費者が感じる印象は近いのではないかと思い、就農後に白葉茶を栽培することに決めました。

Q2:茶業経営するにあたり大切にしていることを教えてください。

A2: まずは基本的なお茶づくりを妥協しないことです。白葉茶のような変わった商品も扱っていますが、それしか武器がないのではなく、正統派のお茶農家としても実力を高めていきたいと思っています。 経営理念は「驚実深伸(きょうみしんしん)」で、「興味」をアンテナに様々なものを創り出して人に驚きを提供することと、お茶農家としての基本を重視し、その二つを深め・伸ばすという想いを込めています。

Q3:白葉茶を今後どのように進化・展開させたいか教えてください。

A3: 煎茶としてのブランディングは変わらず続けていきますが、今後は「飲む」だけでなく「食べる」のように、これまでとは異なる「食材」としての方向性での提案もしていきたいと考えています。

Q4:白葉茶のオススメの飲み方を教えてください。

A4:白葉茶5~7gに対して常温の水100mLを急須に入れて、5分後に飲む方法です。白葉茶の旨みを最大限味わう方法になります。それ以外ですと、白葉茶10gに対して麦焼酎100mlなども面白い飲み方ですので、おすすめです。

【カクテル】つきしろ

【材料】
つきしろ※・・・7g
サントリー 白 (ウォッカ)・・・60ml
國香 特別純米酒・・・10ml
36〜40度以下のお湯・・・少量

※「つきしろ」とは安間製茶で販売している白葉茶です

【作り方】
①つきしろを絞り出しに分量分入れ、指定の温度のお湯を茶葉を湿らせる程度で注ぐ。
②そこにサントリー白を注いで蓋をして約3分〜5分間で抽出していく。
③大きめの氷を入れたミキシング・グラスに材料をすべて注ぎ、バースプーンで 80〜100回転させて静かに混ぜ合わせる。 

【井谷氏コメント】
  とても丁寧な口調でお話をされる安間さんに、つきしろを栽培するにあたっての日々の研究とご苦労を伺い、お茶の栽培に対する真摯な姿にとても共感と尊敬の念を覚えました。
 今回私がご用意したカクテルは、カクテルの世界の王様と言われる「マティーニ」をアレンジしたカクテルです。 そして副材料として使用したのは、同じ袋井市で作られている日本酒「國香」を使用しました。
 私の生まれ育った場所が、安間製茶さんとは小さな山を一つ越えた場所にあり、こんな近くでこのような素晴らしいお茶を栽培されていることにとても誇りに感じた次第です。
 茶葉も素材も作り手もすべて袋井というカクテルの名前は、敬意をはらい「つきしろ」とそのままの名前を使わせていただきました。 遠州三山のひとつ法多山の麓に広がる茶畑から見あげる白い月のような色合いをお楽しみください。

【モクテル】菩提樹

【材料】
焙煎深蒸し煎茶・・・6g

お湯(60度)・・・90ml
南天の葉・・・10枚 
ポンカンの皮(3cm角)・・・2枚    
和三盆・・・小さじ1/2杯
~飾り用~
南天の葉・・・1枝
ポンカンの皮(3cm角)・・・1枚 

【作り方】
焙煎深蒸し茶と南天の葉、ポンカンの皮を急須に入れてお湯を注ぐ
②2〜3分ほどで抽出した後、容器(ガラス製が良い)に注ぎ、和三盆を加えて混ぜる
③容器に入れたまま、冷蔵庫で1時間ほど冷やす
④グラスに注いで、ポンカンの皮をグラスに入れて南天の葉を飾って提供する

【井谷氏コメント】
  安間製茶さんがある場所は、遠州三山として知られる法多山の麓にあり、地元では「菩提」という地名で呼ばれております。菩提という名前がなぜつけられているのかは割愛させていただきますが、観世音菩薩を祀る法多山尊永寺の麓で栽培されているという所から、どこか優しさと癒される味わいを作りたく思いました。
 古来より漢方としても知られる南天の葉を使用したモクテルをご用意いたしました。 ポンカンの皮からの爽やかな香りと焙煎深蒸し茶の味わいがマッチングをし、南天からのフルーティーでフローラルな香りが広がります。乾燥をするこの時期にカテキンの力と南天の力で風邪予防にも最適ではないかと思います。

NO'AGE concentrēの井谷氏とは

 今回のキーマンとなる井谷氏をご紹介します。井谷氏は静岡市葵区鷹匠にて「NO'AGE concentrē(ノンエイジ コンセントレ)」を経営しています。こちらでは、通常のお酒以外に、お茶を使用したカクテルを提供しているのが特徴的です。カクテルに使うために県内有数の茶農家の茶葉を5種類以上常備しているなど、県内茶農家とも交流のあるお茶カクテルの第一人者です。
 前身である「BAR NO'AGE」で行われたお茶のカクテル試飲会に事務局職員が参加したことをきっかけに、今回の企画が生まれました。

【店舗情報】
住    所:静岡市葵区鷹匠2-5-12 1階
電 話 番 号 :054-253-6615
営 業 時 間 :詳細は店舗までお問合せください
定 休 日 :月曜・第3日曜日(祝前日の場合は営業)
ア ク セ ス :JR静岡駅より徒歩10分
ホームページ:www.barnoage.com 

今回使用した茶葉とお問合せ先

使 用 茶 葉 :①白葉茶つきしろ(7g×2袋入り)
       ②焙煎深蒸煎茶(50g)
店 舗 名 :安間製茶
所 在 地 :〒437-0032 静岡県袋井市豊沢491-30
連 絡 先 :0538-24-7890、ammaseicha@gmail.com
購 入 方 法 :ホームページより注文可能
ホームページ:
http://www.ammaseicha.com/