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本日は、仁親王同妃両殿下御臨席のもと、我が国内外のお茶にかかわる皆様が、このように数多くお集りいただき、世界お茶まつりを開催することができましたことは大変喜ばしく、主催者を代表して心から厚く御礼申し上げます。
特に各国の大使御夫妻を初め、大使館関係者の皆様、劉楓中国国際茶文化研究会会長、さらには諸外国の主要な学術研究者の多くの皆様に参加をいただきましたことは、世界お茶まつり開催の中心的役割を担ってまいりました静岡県にとりまして誠に心強く、本県を代表して歓迎申し上げます。
世界お茶まつりは、お茶にかかわる皆様の幅広い交流を促進し、限りない可能性を秘めたお茶の素晴らしさを世界
に広めるための、初めての総合的な取り組みであります。
こうした取り組みは、国や地域を越え様々な人とかかわりを持ちながら、継続して開催することが何よりも大切であり、それにより大きな成果が得られるものと考えます。
本日から4日間、限られた期間ではありますが、お茶の生産の振興を図り、流通業の発展や需要の拡大を図るための提案やヒントを随所に盛り込み、さらには学術研究や関連産業の発展を目指す様々なプログラムを用意しております。御参加いただきました皆様には、ともにお茶の未来を想い、お茶の今日を見つめて明日を創造していただきたいと思います。
さて、去る9月4日には世界緑茶協会が発足いたしました。この世界緑茶協会は、生産者、商工業者、消費者の皆様を初めとして、茶に関係する様々な団体を代表される方々、全国主要茶産地の行政関係の皆様などの御賛同をいただき、会員により組織された任意の団体であります。
お茶は悠久無限の可能性や普遍的な価値を持った人類共通の財産であります。この世界緑茶協会が、本日からの世界お茶まつりの事業や成果を継承し、その精神や文化とともに、様々な効能を持つ緑茶を世界に向けて普及し続けていくことができますよう、静岡県といたいしましても、できる限りの支援をしてまいりたいと思っています。
結びに、本日御出席の皆様におかれましても、今後一層の御理解、御協力をお願いするとともに、緑茶の限りない広がりを祈念申し上げまして、私のあいさつといたします。
世界お茶まつり大会会長
静岡県知事石川嘉延
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