近年のお茶を巡る情勢は、国内では生活様式の多様化などにより、1世帯あたりの年間緑茶購入量は減少傾向にありますが、世界的には健康志向の高まりにより、緑茶の持つ機能性や効用が注目され、需要は増加しています。
また、お茶は単なる嗜好飲料ではなく、心を癒し、コミュニケーションを円滑にするツールとして親しまれていることから、おもてなしの心を持って、お茶を通した交流を図ることは、相互の文化の理解を進める上で大変重要です。
6回目となった「世界お茶まつり2016」では、春・秋2回の開催し、歴代最多となる32の国と地域から15万人以上に御参加いただきました。春の祭典は、新茶香る季節の開催として、高い評価をいただきました。秋の祭典については、茶の機能性・効用についての最新情報をはじめ、多くの有益な情報を発信しました。「世界お茶まつり」は回を重ねるごとに盛り上がりと広がりが見られ、お茶を通じた国内外の交流が一層進んでいます。
そこで、わが国のお茶の産業、文化、学術の中心として「“茶の都”しずおか」づくりに取り組んでいる本県において、魅力ある茶文化の提案と発信、お茶の新たな可能性の発掘と挑戦、さらには世界に向けた日本茶の需要拡大に繋げることを目的に、2019年に7回目となる「世界お茶まつり」を開催します。
お茶の生産・流通・研究など様々な中心地として、
「茶の都」である静岡県が今後もリードしていきたいとの想いを示しています。
- 名称
- 第7回世界お茶まつり
The 7th World O-CHA(Tea) Festival - 広報名称
- 世界お茶まつり2019
World O-CHA(Tea) Festival 2019
- 春の祭典
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時期:2019年5月10日(金)~5月12日(日)
会場:ふじのくに茶の都ミュージアムほか
県内の新茶を愉しめる時期に、茶園景観を含めた地域資源を最大限活用できる「ふじのくに茶の都ミュージアム」を拠点に、静岡県大型観光キャンペーン「静岡デスティネーションキャンペーン」と連携して実施します。 - 秋の祭典
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時期:2019年11月7日(木)~11月10日(日)
会場:静岡県コンベンションアーツセンターグランシップ
複合文化施設である「グランシップ」において、お茶関連商品や最新情報を発信する「産業」、格調高いお茶の魅力を伝える「文化」、国際的な成果を披露する「学術」の各プログラムを集約的に開催します。